豊田のダムー木瀬ダムーしらさぎ湖ー地元の子どもの洪水防止の願いが込められた手形がある

木瀬ダム ダム
しらさぎ湖
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木瀬ダムとは

愛知県豊田市三箇町にある木瀬川にあるダムです。木瀬川は愛知県の中央部を流れる一級河川矢作川の二次支川で、三國山の水源として藤岡町を流れる河川です。木瀬ダムは、木瀬川の洪水調整、流水の正常な機能維持、藤岡町への水を供給するために建設された多目的ダムです。

しらさぎ湖について

しらさぎ湖は、木瀬ダムのよってできたダム湖です。しらさぎ湖としてこんなイメージを連想させるものとして、下の写真のような石銘板に刻み込まれています。しらさぎ湖の名前の由来も分かります。

白川から注ぐ水と三箇・木瀬の山々からの湧き水が里を流れ木瀬ダムによって堰き止められてできあがる湖で、白川・三箇・木瀬の三地区の頭文字「白(しら)」「三(さ)」「木(ぎ)」を組み合わせ「青い空、湖面に映える木々の緑、そしてその空間をしらさぎが悠然と舞う幻想的な風景」をイメージしたものです。
また、ダムが建設されたこの地は、かつては湿地帯で、さぎ草の自生地でもあったといわれ、末永く「しらさぎ湖」として町民に親しまれることでしょう。

引用:しらさぎ湖より

木瀬ダムにある手形について

木瀬ダムには、地元の小中学校の手形があります。

ダム建設地は、昭和47年に大規模な水害により10数名が亡くなられた地のようです。

そのため、『地元藤岡町の小学校(飯野小、石畳小、御作小、中山小)と中学校(藤岡中)の平成9年度卒業生533人が、洪水を防ぎ、大切な水を貯めるこのダムを皆で支えたいという願いを込めて押してものです。』と、この記念手形を意味する内容の看板がありました。

手形の多くは残ってましたが、多少取れちゃってるのもあります。平成9年は1997年ですから、ちょっと前になってしまいますね。もう手形の子供は大人になっていると思います。

このように地元の方にとって、思入れ深いダムになっているようです。

木瀬ダムへのアクセス

木瀬ダムは愛知県豊田市にある猿投グリーンロードの中山ICから、国道419号線を北上して15分ぐらいの所にあります。豊田市街から抜けて、山間部になります。国道419号線の、ファミリーマート 豊田木瀬店手前に県道13号線との交差があり、そちらへ左へ曲がります。手前に看板があり多治見方面の方です。そのまま県道13号線を北上すると木瀬ダムの下になります。

更にそのまま道なりに県道13号線を走ってしばらくすると木瀬ダムの看板が左にあります。そこを左に曲がって木瀬ダムの上の方へ行きます。木瀬ダムの辺りは小さな公園になっています。しらさぎ湖もあります。

木瀬ダム・しらさぎ湖へ行ってみた

木瀬ダム下の駐車場から木瀬ダムから流れてくる水を眺めました。ちょっとした公園のような感じになっています。

木瀬ダム
木瀬ダムを下の駐車場から見る。

木瀬ダムの上に方へ登って行きました。車でぐるっと周って行きます。上の駐車場辺りも小さな公園のようになっています。

木瀬ダム しらさぎ湖

木瀬ダムの上の道を歩いて行く歩道があります。ここを歩いていくと手形があります。

ダムを上の方から見たもの。ここを歩いて行くと手形がある。

木瀬ダムのダム湖がしらさぎ湖です。

しらさぎ湖。

木瀬ダムの入口からつながる所にせせらぎ公園があります。せせらぎ公園なんて、ネーミングがいいですね。せせらぎ公園はしらさぎ湖に面していて、手前にトイレがあります。

トイレ
せせらぎ公園にあるトイレ。

木瀬ダム・しらさぎ湖への地図

木瀬ダム・しらさぎ湖への地図

ダム好きな私たちは、ダムを発見すると覗いてみたくなります。このダムもその一つです。ダムを造る前の歴史などを知ると、ダム建設によって恩恵を受けたんだなということを感じます。手形の子供たちはもう大きくなったと思いますが、その時の思いも感じますね。

スマイルパセリ

この後行った、三国山山頂展望台もご覧ください。木瀬ダムからそう遠くなく、絶景が眺めれます。