骨折中の食事がつらいあなたへ|片手でできる工夫・サポート・状況別の乗り切り方まとめ

右手を骨折して使えず、左手だけで家事や食事づくりを乗り切ろうとする女性の生活シーン。包帯で固定された右手はテーブルにそっと置かれ、左手だけでなんとか料理や準備を進めている様子を描いた水彩イラスト。 骨折と暮らしの工夫
右手が使えない日々。左手だけで、少しずつできることを増やしていく。
この記事は約5分で読めます。
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✨【第1回】骨折して気づいた…“食事”がこんなに大変だなんて

『右手が使えない日常のごはん、どうしてる?|“無理しない食事づくり”のはじまり』

右手を骨折したとき、私はまず「痛い」よりも「これ…生活どうしよう?」が先に来ました。
とくに 食事
普段は当たり前にできることが、急に全部むずかしくなるからです。

「お箸が持てない」
「料理ができない」
「買い物の袋すら持てない」

そんな当たり前が崩れた瞬間、毎日のごはんがこんなにも重たいものだと初めて知ったんです。

右手を骨折して包帯で固定した女性が、動かせない右手をテーブルに添えながら、左手だけで電子レンジから温めた容器を取り出している水彩イラスト。少しつらそうだが前向きに家事をこなしている様子が伝わる。
右手は動かせないから、温めた料理も左手でそっと取り出す。毎回ちょっと緊張する。
やさしい笑顔で手を振るぱせりん。丸いフォルムの緑のキャラクターで、読者に向かってやわらかく挨拶している。
いっしょにゆっくり見ていきましょう。

骨折中の便利グッズに救われた経験もあり、
その時の話は別記事にまとめています👇
👉 【骨折経験から学ぶ】利き手の右手が使えない時の便利グッズ8選
(※シリーズと一緒に読むと、生活全体がラクになります)

でも今日は、さらに一歩踏み込んで “食事の大変さ”に特化 したシリーズの第1回です。

🌱 骨折しても“食べていけばなんとかなる”

骨折の大変さは、暮らし方によって全然ちがうと感じました。
そこで、このシリーズでは「5人+夫婦」のケースを通して、
あなたに近い状況が見つけやすいように整理しています。人によって困りごとがまったく違うので、きっと自分の状況に当てはまる人が見つかるはずです。

👤 あかり(30代・一人暮らし)

仕事も家事も全部ひとり。
右手を骨折してから、食事づくりは本当に地獄でした。

  • 包丁が持てない
  • 鍋は重くて持てない
  • 洗い物は地味に痛い

「毎日コンビニじゃ体がしんどい…」
そんな 一人暮らしの悩み代表です。

👨‍💻 はると(40代・在宅ワーカー)

はるとが難しそうにPCを使っている。
*働く大人の“片手不便”担当

在宅でPC作業が中心。
でも片手では、

  • キーボード入力が激遅
  • マウスもクリックしづらい
  • 食事づくりのために仕事を中断するのがつらい

結局、電子レンジと市販品の力が命綱に。
“働く大人の片手不便”がテーマです。

👩‍👧 しおり(30代・子育て中)

しおりが左手で子どもに離乳食を与えている。
子育て×片手生活のリアリティを担当

片手で育児…これは本当に大変。
とくに食事の時間は戦いそのもの。

  • 子どもがこぼす
  • 自分も片手で受け止められない
  • 調理も食器も危ない

「自分の食事まで手が回らない」というリアルがあります。
子育て×骨折の現実を担当します。

👫 まこと&まり(50代・夫婦)

奥さんが骨折して、旦那さんが料理・家事をフォロー
中年夫婦のケースを担当

どちらかが骨折すると、もう一方の生活が一気に忙しくなる。
夫婦で支え合いながら、

  • 食事づくりの分担
  • 買い物の工夫
  • 無理をさせない献立

など、中年夫婦のリアルを描きます。

👴 しげる(70代・シニア)

骨折した右手をそっと休まている。
シニアの“食事×骨折”の等身大モデル

シニアが骨折すると、食事は“安全”が最優先になります。

  • 誤嚥が怖い
  • 固いものが食べづらい
  • 栄養不足になりやすい
  • 買い物ができない

宅配弁当やレトルトが大きな助けになる存在です。

🍚 骨折中にやってくる “食事の困りごと” 5つ

骨折したぱせりん。
できない日があっても大丈夫。のんびりいきましょう。

どの世代にも共通していたのが、この5つでした。

1. 包丁が持てない・火が使えない

→ レトルト・冷凍食品・常温食品が救世主。

2. 栄養が不足しがち(特にタンパク質・カルシウム)

→骨を修復するには、普段より栄養が必要だと言われています。
とくにたんぱく質・カルシウムは欠かせません。
参考:厚生労働省「骨粗鬆症の予防のための食生活」(出典:厚生労働省ホームページ )

3. 洗い物が鬼門になる

→ 片手で皿洗いは本当にしんどい。紙皿・ワンプレートが役立つ。

4. 電子レンジがフル稼働になる

→ “レンジだけで完結する食品”が助けてくれます。

5. 買い物がほぼ無理

→ 重いものやまとめ買いは地獄。宅配・ネットスーパーに救われる。

🍱 骨折中に本当に助かる“食事サポート”

ぱせりんくんが説明している。
助かるよね。

ここは後の回でも深堀りしますが、まずはザッと紹介。

  • レンジOKの冷凍弁当
  • 常温で置けるレトルト丼・パスタソース
  • 片手で開けやすい食品(カップスープ・飲むヨーグルトなど)
  • 紙皿・使い捨てカトラリー
  • 栄養補助食品
  • ネットスーパー・宅配弁当

「骨折時にこれがあるだけで全然違う!」
そう感じたものばかりです。

🔎 あなたはどのタイプ? → 次に読む記事はこちら

考え込むぱせりん
色んな状況があるんだー。

第1回は“全体の地図”。
ここから先は、あなたの状況に合わせて読めるように分岐します。

  • 一人暮らしの食事 → あかり回
  • 働きながらの片手生活 → はると回
  • 育児との両立 → しおり回
  • 夫婦で乗り切る → まこと&まり回
  • シニアの安全な食事 → しげる回

🌸 おわりに:困ってしまうのは当然。だからこそ一緒に乗り越えたい

骨折していると、自分ではどうしようもないことがたくさん出てきます。
そんな時に「できていない自分」を責める必要なんてありません。

今は少し頼っていい時期。
そして、あなたがラクになる道はいくつもあります。

ぱせりの経験と、このシリーズのキャラクターたちが、
少しでも気持ちを軽くできますように。

できることだけ、できる日だけで大丈夫。
少しずつ回復に向かうあなたを、心から応援しています。

ぱせりん