煮え渕ポットホールとは
煮え渕ポットホールは愛知県東栄町の人里離れたところにあるきれいな水場の穴場スポットです。とはいえ、愛知県指定天然記念物です。ポットホールとは岩盤のくぼみに入った石が水流によって回転して、長い年月の間に穴が拡大したらしいです。ここは約1億年前に生成されたようです。1億年の時を刻みながら水で岩を削って作った穴ってロマンあるって思いませんか。
今は水難事故もあり、大雨もありで水の災害も叫ばれています。水は悪いわけではなく、生きていくためには必要はものです。そして大きな力もあります。このように時間をかけていけばこんな素敵な天然の芸術作品を生み出すこともあるんです。
煮え渕ポットホールへの道
煮え渕ポットホールは、愛知県東栄町にある国道473号線沿いにあります。この国道473号線は、奥三河、東栄町から静岡県へ向かう山あいの道です。横に大千瀬川が流れています。道幅は割とせまい所です。
この道を車で走っていたら、偶然、煮え渕ポットホールという看板を発見しました。ふと右を見たら、すごい水の音と、滝のようなものがちらっと見えました。
写真のような看板です。ここから道の少し広いところに車を停めて、降りてみました。
赤いつり橋から煮え渕ポットホールを見る
入口から遊歩道を降りていったら、赤いつり橋がありました。この辺りの川の水は滝のような激しい流れで水の音は大きかったです。赤いつり橋はちょっと古そうで足を踏み入れると揺れました。ちょっと渡りましたが私は怖くて途中でやめました。確か10人までって看板があったと思います。
赤いつり橋からのポットホール
りんりん君がつり橋の真ん中まで渡って動画を撮ってくれました。こんな感じでつり橋は川から高い位置にあるので景色はなかなかいいです。
河原の大きな石を足場に下の方へ降りていけました。下からつり橋を眺めた風景もなかなか素敵でした。
川の音を出してみました。河原で、水しぶきのマイナスイオンを感じました。近くまで行きたくなりますが、あんまり近づきすぎて川に落ちないようにしてくださいね。
ちょうどこの時、子ども連れの家族がこの場所に降りてきました。子どもたちは楽しそうにつり橋を渡っていました。見ての通り、大きな岩がたくさんあって、岩伝いに歩いて行けます。川の水もきれいです。でも、あまり安全と言える場所でもないので、親が十分に子どもに注意を払いながら、景観を楽しんでください。
煮え渕ポットホールへの地図
煮え渕ポットホール
この道を走るまで知りませんでしたが、ちょうどその前にいった、奥三河のナイアガラと変わらないぐらい景観が良かったです。奥三河のナイアガラ展望台があるとうえい温泉は人がたくさんいましたが、ここは車通りもあまりなく、人もいないので、穴場スポットかもしれません。
奥三河の秘境の一つです。道からすぐ降りれるところなので、近くを通ったら寄ってみてはいかがですか。