春のあたたかい日差しの中、ふと公園や道端に咲くつつじの花に心が癒されること、ありませんか?この記事では、愛知県の中でも特に自然豊かな”東三河エリア”にスポットをあて、つつじやさつきが楽しめる見頃や名所をご紹介していきます。
「桜が終わったら、春の楽しみがなくなっちゃう…」なんて思っていた方へ。実は、春から初夏にかけてつつじやさつきが見頃を迎えるんです。
今回は、花が大好きな方はもちろん、ちょっとした秘境を探している方にもぴったりのスポットを優しくお届けします。

東三河ってどんなところ?
「東三河(ひがしみかわ)」という名前を初めて聞いた方もいるかもしれませんね。東三河は、愛知県の南東部に位置する地域で、豊川市・豊橋市・新城市・蒲郡市・田原市・設楽町・東栄町・豊根村の8市町村から成り立っています。

このエリアは、豊かな自然と海、山、川がそろっていて、都会の喧騒から少し離れた“癒しの場所”としても知られています。農産物も豊富で、温暖な気候のおかげで花や野菜の栽培も盛ん。観光地としても、のんびり楽しめるスポットが多く、家族連れや自然を楽しみたい方にぴったりなんです。

この記事では、そんな東三河の魅力のひとつ「つつじ」に注目してご紹介しています。
つつじとさつきの違いって?ちょっとした豆知識も
そもそも違う植物なの?
つつじとさつきは、見た目がよく似ていて「どっちがどっち?」と迷うことも。でも実は、はっきりした違いがあるんです。
特徴 | つつじ | さつき |
---|---|---|
見頃 | 4月中旬〜5月上旬 | 5月下旬〜6月中旬 |
葉の大きさ | やや大きく柔らかい | 小さくて硬い |
花の特徴 | ピンク・白・紫など多彩 | 赤やピンクに斑模様が入ることも |
生育場所 | 公園・街路樹など | 庭園・盆栽などにも多い |

名前の由来やうんちく
「つつじ」は“続き咲き”が語源ともいわれ、長く咲き続けることが特徴。江戸時代には観賞用として品種改良も進み、今では300種類以上もあるといわれています。
一方、「さつき」は旧暦の皐月に咲くことが名前の由来。盆栽などにも人気で、花好きさんの間では根強いファンがいる植物です。

愛知・東三河でつつじが見頃のおすすめスポット
ここからは、愛知県東三河エリアで春に楽しめるつつじやさつきの名所をご紹介します。自然の中で咲く花を眺めながら、のんびりとお散歩する時間は、まさに心のデトックス。普段の忙しい生活から少し離れて、花とともに過ごす時間を想像してみてください。それぞれのスポットには特徴があり、写真映えする場所も多いので、ぜひお気に入りの一枚を撮影してみてくださいね。

東三河ふるさと公園(豊川市)
標高194mの遠見山に位置し、園内からは三河湾を一望できる展望台があり、晴れた日には遠くまで見渡せる気持ちの良い風景が広がります。中でも「展望つつじ園」はこの時期の目玉で、赤やピンクのキリシマツツジが一斉に咲き誇る様子はまさに圧巻。春の訪れを感じるにはぴったりの場所です。
園内には散策路も整備されており、ファミリーやカップル、年配の方まで幅広く楽しめるようになっています。歩きやすいルートが多いので、ハイキング初心者の方でも安心して訪れることができますよ。
見頃:4月下旬~5月上旬
イベント:ふるさと春まつり(ステージやキッチンカーあり)
アクセス:名鉄御油駅から徒歩15分/東名高速音羽蒲郡ICから車で約15分
※詳細は豊川市観光協会:東三河ふるさと公園のHPをご覧ください

善住禅寺・冨士神社周辺(豊川市萩町)
約3万本のコバノミツバツツジが群生する、まさに“花の海”。山の斜面に広がるつつじが一斉に咲き誇る光景は圧巻で、遠くからでもピンク色のグラデーションがはっきりと確認できます。地域の人々にとっても春の訪れを知らせる風物詩となっており、花の美しさと共に、地域の歴史や文化を感じられる場所でもあります。
4月には「萩ミツバツツジまつり」も開催され、会場周辺には地元特産品の出店や、ステージイベントも予定されており、家族連れやカメラ好きな方々でにぎわいます。散策路も整備されているため、のんびりと歩きながら花の香りを楽しむのにもぴったりです。タイミングが合えば、朝露に濡れたつつじが陽の光で輝く幻想的な景色にも出会えるかもしれません。
見頃:4月中旬~下旬
イベント:2025年は4月1日~20日開催予定
アクセス:名電赤坂駅から徒歩45分/音羽蒲郡ICから車で約10分(駐車場あり・有料)
※詳細は豊川市観光協会:豊川・萩ミツバツツジまつりのHPをご覧ください

桜淵公園(新城市)
新城の清流沿いに広がる桜淵公園は、桜だけでなくつつじの名所としても人気です。川のせせらぎに耳を澄ませながら、春の陽気の中でゆったりと歩くことができ、日々の疲れを癒してくれます。自然と一体になった景色は、心をリセットするような力を持っています。
園内にはベンチや東屋も点在していて、静かな河原に腰を下ろしてお弁当を広げるのもおすすめ。特に午前中の光に照らされたつつじはとてもきれいで、写真映えもばっちりです。お花見シーズンのあとでも楽しめる、隠れた名所といえるでしょう。
見頃:4月中旬~5月上旬
ポイント:静かな河原でお弁当を広げても気持ちいい♪
※詳細は新城市・桜淵公園のHPをご覧ください

新城総合公園(新城市)
新城市の郊外に位置するこの公園は、とても広くて開放感たっぷり。園内のあちこちに点在するつつじが、散歩道を彩ってくれます。小さなお子さん連れの方にもぴったりの遊具エリアや、スポーツ広場もあるので、家族全員で楽しめます。
週末にはピクニックシートを広げる家族や、愛犬と一緒にのんびりお散歩している人も多く、地域の憩いの場となっています。満開の時期は赤やピンクのつつじがとても鮮やかで、思わず見とれてしまうほどです。
見頃:4月中旬~5月上旬
アクセス:豊川ICより車で約30分
※詳細は新城市・県営新城総合公園のHPをご覧ください

蒲郡クラシックホテル(蒲郡市)
蒲郡のシンボル的存在でもあるこのクラシックホテルは、優雅な建物と美しい庭園が調和した人気スポットです。春には約3,000本ものつつじが咲き乱れ、宿泊者だけでなく、散策に訪れる方にも開放されています。
歴史を感じる洋館と、色とりどりのつつじが並ぶ風景は、まるで映画のワンシーンのよう。館内のカフェでゆっくりお茶を楽しんだ後に、お庭を散策するのも素敵なひとときになります。少しおしゃれして訪れたくなる、そんなロマンチックな雰囲気です。
見頃:4月中旬~下旬
アクセス:JR蒲郡駅から車で約5分/徒歩15分ほど
※詳細は蒲郡クラシックホテル(公式)をご覧ください

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つつじやさつきで楽しませてくれる東三河。その美しい風景を未来につなげていくために、私たちができる応援のひとつが「ふるさと納税」です。
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地図で見る東三河のつつじ名所
名所名 | 地図リンク |
東三河ふるさと公園 | Googleマップで見る |
善住禅寺・冨士神社 | Googleマップで見る |
桜淵公園 | Googleマップで見る |
新城総合公園 | Googleマップで見る |
蒲郡クラシックホテル | Googleマップで見る |
おわりに|つつじで癒しの春旅へ

つつじやさつきの季節は、自然と心が和らぐ特別な時間。花が咲き誇る風景の中を歩くだけで、気持ちがふんわりと軽くなったり、笑顔が自然とこぼれてしまったりする、そんな不思議な力があります。
今回ご紹介したスポットは、どこも花好きな方や、秘境を探している方にぴったりの場所ばかりです。自然の中で深呼吸をして、季節の変化を肌で感じることができるのは、つつじが咲くこの時期ならではの楽しみ。地元の方との交流や、ふと立ち寄ったお店での出会いも旅の思い出になります。
春のあたたかい日に、ぜひカメラ片手におでかけしてみてくださいね。お気に入りの風景や一瞬のきらめきを写真におさめて、自分だけの“つつじアルバム”を作ってみるのも素敵です。「今年の春はどこに行こうかな?」と迷っている方の参考になればうれしいです。
次回は、西三河や尾張方面のつつじスポットもご紹介予定です。さらに広がる愛知の春の魅力を、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
