四谷の千枚田とは
四谷の千枚田とは、愛知県新城市四谷にある、傾斜地の土地を利用した美しい棚田です。四谷の千枚田展望台にある看板によると、千枚田は、段丘の水田です。地すべり地帯の跡で、一枚一枚が農民と汗と涙の結晶によりつくられました。水田が1000枚近くあるところから千枚田と名付けられたようです。
この汗と涙の結晶によりつくられた四谷の千枚田は日本の棚田百選にも選ばれています。日本の棚田百選は農林水産省が確かな取り組みによって評価しているので、愛知県民としてちょっと嬉しいですね。
愛知県と言えば、自動車産業、関連業などが多いので田園風景は少ないように感じますが、この新城市や北設楽郡、また豊田の北部などとても田園風景が美しい所がたくさんあります。
でも農林水産省のWebサイトを見ると、やっぱり長野県など、農村地帯が多い所が日本の棚田百選に選ばれていますね。
出典:農林水産省Webサイト
つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)の実施について
四谷の千枚田へのアクセス
四谷の千枚田へは、車で行くしかなさそうです。バスがあったようですが、2023年9月の情報で、四谷の千枚田行きのバスが休止になったようです。休止なので、訪れる人も多くなれば、もしかして再開するかもしれません。
車では、豊橋方面では、国道257号線の新城市の長篠堰堤(新城のナイアガラ)の裏を通り北上します。長楽交差点で県道437号線へ入ります。ここには色々な県道名があります。Googleマップの地図上では県道437号線、32号線、435号線です。
海老池貝津で右に曲がり、県道32号線としてそのまま道なりへ進みます。そこから2.5KMほどで美しい棚田が見えてきます。
駐車場への地図を下に置いておきました。四谷の千枚田の無料駐車場が急こう配の位置にあります。駐車には気を付けてください。10台ほど停められるのではと思います。
四谷の千枚田へ行ってみた
四谷の千枚田の駐車場に停めて、歩いてきれいな棚田を見にいきました。行った時は8月の下旬だったため、まだ青々とした風景が広がっていました。
歩いて入る前からすぐに急こう配な田園風景が広がります。この手作りの田んぼの広がりがとてもきれいです。
歩いて行くと、農家の人をかたどった案山子?人形があちこちにありました。もはやアート作品ですね。
きれいな遊歩道になっていて歩きやすいです。所々に休憩所もあります。
きれいなんですが、行った時期が夏真っ盛りだったので、この登り坂は大変でした。それでも行けれる最後の辺りまで散策しました。
秋に行くと、もうこの稲刈りがあり、このきれいな緑の段々風景はなくなってしまうのではと思います。
四谷の千枚田 展望台へも行ってみた
更に上の方に四谷の千枚田の展望台もあります。展望台まで登りもあり遠いので、車で行きました。下に展望台の地図を貼っておきました。主道路から外れてから道がせまいので気を付けて展望まで行ってください。駐車場は5台くらいは停めれるのではと思います。あまり訪れる人も少ないかもしれません。行った時は夏休みだったので、子連れの方などもいました。
この展望台から四谷の千枚田が見えます。下から見るほうがきれいかもしれません。遠くの山々が見えて景色はいいです。
一応、トイレもあります。
歩道などや階段などもあります。これは小電力発電所の施設、でんでんちゃんとあり、新城市立連谷小学校って記載がありました。連谷小学校は廃校となっています。昔、小学生と共に構築した小電力のなごりなんでしょうね。
この急こう配の辺りを歩いていると、水の流れを造ったと思われるところが涼やかな音を出して流れていました。
四谷の千枚田への地図
四谷の千枚田への地図
四谷の千枚田 展望台への地図
四谷の千枚田 展望台への地図
四谷の千枚田の展望台は四谷の千枚田から歩いて行くと40分ほどかかります。車で行くことができます。四谷の千枚田の駐車場から展望台駐車場まで車で5.6分ぐらいです。展望台入口前の道は少し狭いので注意してください。
日本の美しい風景が広がるこの四谷の千枚田へ訪れて、古くからつくられた田んぼの美しさを見るのはいかがでしょうか。登りになっていますので、心拍数のあがるウォーキングもできますよ。