春のぽかぽか陽気に誘われて、「家山の桜トンネル」へお花見に行ってきました。
ちょうど桜が満開で、大井川鐵道(SL)が走る日とも重なり、まるで絵葉書のような景色に出会えた一日。
今回は、家山の桜を満喫しながら、SL(蒸気機関車)も間近で見られた春のお散歩コースをご紹介します。

家山の桜トンネルに到着|まずは桜並木でうっとり
まず車を「家山の桜トンネル」の近くの駐車場に停めて、桜並木の中をゆっくり歩き始めました。
頭上に咲き誇るソメイヨシノがつくるトンネルは、まさに春の絶景!

この桜のトンネル、地元の人にも人気で、たくさんの方がカメラ片手に訪れていました。
桜並木を抜けたあたりに、SLを正面から撮れる撮影スポットがあります。

ここでは、多くの人が場所を確保して、今か今かとSLが来るのを待っていました。
静かな空気の中、遠くから「ポーッ」と汽笛が聞こえてくると、一気にわくわくが最高潮に!



そして、蒸気をもくもくさせながら、向こうから黒い車体が見えてきた瞬間の感動といったら…。
このときの迫力、少しでも伝わるでしょうか?






🚂 歩いて家山駅へ|SLの迫力と優雅な姿に感動
SLが通り過ぎた後、足早に家山駅へ向かいました。


この時間は停車時間が長めなので、駅に着いたときもまだSLが停まっていて、間近でじっくり見ることができました。


なんと、そこには機関車トーマスの顔がシートで隠された状態の車両も!
トーマスって、ここでは緑色なんですね〜。ちょっと意外でした。

駅にはSLファンの方がたくさん集まっていて、写真を撮ったり、実際に機関車に乗ったりと、みなさん楽しんでいる様子。



この時間に燃料補給などの作業をしているようで、しばらくの間停車していました。
駅にはSLファンの方がたくさん集まっていて、写真を撮ったり、実際に機関車に乗ったりと、みなさん楽しんでいる様子。
この時間に燃料補給などの作業をしているようで、しばらくの間停車していました。


大井川鐵道ではSLの運行日やイベント情報などが公式サイトで確認できます。
▶︎大井川鐵道の公式サイトはこちら
そして、汽車が再び汽笛を鳴らして出発する姿は、胸がじーんとする光景でした。
🌸 天王山公園の展望台へ|上から眺める春の景色
汽車を見送ったあと、そのまま歩いて戻ろうとしたら、ふと道の先に高い展望台が見えました。

気になってそちらへ歩いていくと、そこは「天王山公園」。見えた展望台を目指して、ちょっとがんばって登ってみました。


展望台からは、遠くの山々と桜の風景が一望でき、なんと次の機関車が走ってくるのも小さく見えました。
そこで気づいたのですが…
下り(家山→千頭)方向の列車は、蒸気機関車が後ろについていて、前は電車部分!
まるでバックして走っているみたいで、煙も後ろに流れていくのがなんとも不思議で面白かったです。



🌸 家山川緑地公園の桜をのんびり散策
展望台から下りて、次は「家山川緑地公園」へ向かいました。
ここまででも、実はけっこうな距離を歩いています。家山の桜トンネルから家山駅、さらに天王山公園の展望台まで登って…この時点でもう、ちょっとしたハイキング気分です。


それでもなお、桜がとてもきれいだという情報に引き寄せられるように、さらに河原まで歩いてみました。
満開の桜が迎えてくれて、その美しさにまた一歩、足が進むんです。

公園では、家族連れやペットと一緒の方たちが、桜に癒されながらのんびりとした時間を過ごしていて、こちらまで心がほっとあたたかくなりました。
最後に「牛代のみずめ」の大桜へ|天然記念物の迫力!
帰り道に立ち寄ったのが、「牛代(うしんしろ)のみずめ」というとても大きな桜の木。
天然記念物に指定されていて、見上げるほどの立派な枝ぶり!

この時期だけ、片側通行で駐車もOKになっていて、多くの人がこの桜を見に来ていました。


道は少し細めですが、この桜は見る価値大。静かな山あいに咲く、歴史ある桜に圧倒されました。

📍家山の桜トンネルの場所はこちら
Googleマップで「家山の桜トンネル」の場所を確認したい方はこちらからどうぞ👇
家山の桜や大井川鐵道のSLをのんびり楽しむなら、近くに泊まるのもおすすめです。
観光の後に温泉で癒されたり、早朝にもう一度桜を見たりするのも素敵ですよ。

家山の桜トンネルから家山駅までは、私の足でおよそ20分ほどの道のりでした。
この日は人も多かったので少し時間がかかりましたが、速足ならもう少し早く着けるかもしれません。
おわりに|春を満喫した一日でした
今回は、「家山の桜トンネル」を中心に、SLと桜の共演を楽しんだ春のおでかけコースでした。
家山駅周辺や天王山公園、野守の池などを歩いてめぐるのにちょうどいい距離で、春の休日にぴったりです。
大井川鐵道のSL運行日は限られているので、ぜひ事前にチェックしてから訪れてみてくださいね。
来年もまた、この桜と汽車の風景に出会いたいと思える、心あたたまる一日でした。
