秘境で癒される春の桃色風景|きねしだれ桃園の絶景体験レポ

きねしだれ桃園 田んぼに水をはった周りに桃が 散策、歩き
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春のやわらかな風に誘われて訪れたのは、岐阜県恵那市串原にある「きねしだれ桃園」。 まるで絵本の世界に迷い込んだかのような、桃色に染まるしだれ桃の花々に包まれて、心の奥から癒される時間を過ごしてきました。

ここは、観光地として大きく宣伝されているわけではなく、“秘境”と呼びたくなるような静かな場所。 でもその分、訪れた人たちとの温かいふれあいや、地域の方々の優しさに触れることができました。 今回はそんな「きねしだれ桃園」の魅力を、ご紹介します。

きねしだれ桃園にあった小さな看板
こんな看板もお出迎えしてくれました。
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きねしだれ桃園ってどんな場所?アクセスと駐車場情報

約4,000本のしだれ桃が咲き誇る、知る人ぞ知る桃源郷

「きねしだれ桃園」は、恵那市の山あいに位置する木根地区で、地域の有志団体「きね四季花会」が心を込めて育てた約4,000本のしだれ桃が植えられています。

一般的な観光スポットとは違い、民家の周りや山の斜面に自然に広がるように咲くしだれ桃は、見渡す限りの桃色の風景を作り出しています。
とくに、ある民家の敷地に咲き誇る約600本のしだれ桃は圧巻で、訪れる人をまるで夢の中に誘うような幻想的な空間です。

きねしだれ桃園

この場所は、2025年4月18日発行の中日新聞(Web・BIZナビ)にも掲載されており、予約者限定のライトアップも行われていたようです。(👀わたしは中日新聞で見ました)

出典:中日新聞(Web・BIZナビ)

アクセスと駐車場のようす

私は車で訪れました。ナビでは「くしはら温泉 ささゆりの湯」周辺を目指すと便利です。

現地では、案内の方に導かれて、しだれ桃園のすぐ近くにある駐車場へと誘導されました。
駐車場代は特に設けられていませんが、「協力金」という形での自由な心づけが歓迎されています。

駐車場の様子。平日でちょうど空いていた時間だった。
ハスラ―もここで駐車。ここから降りてすぐ。

対応してくださったシニアの女性がとても親切で、協力金をお渡しした際も優しい笑顔と丁寧なお礼の言葉がとても印象的でした。
帰り道、坂を上っているときにも「ありがとうございました」と優しく声をかけてくださって、なんだか心がほっとしました。

もしかしたら、しだれ桃に囲まれたあのお家に住んでいる方だったのかもしれません。
こんなふうに、地域の方との心のふれあいも、この場所ならではの魅力です。

きねしだれ桃園
駐車場から歩いて桃を見に行く。

駐車場には「きねしだれもも」と書かれた看板付きの大きなフォトフレームが設置されていて、記念撮影にぴったりのスポットになっていました。
旅の思い出として、ここで写真を撮ると、きねしだれ桃園に来たことがしっかり残せます。

「きねしだれもも」と書かれたフォトフレーム。
「きねしだれもも」と書かれたフォトフレーム。

民家の中で感じる、あたたかいおもてなしと癒しの空間

自由に弾けるピアノと、かわいい絵の展示

しだれ桃園の中心にある一軒の民家では、「ピアノご自由にどうぞ」という貼り紙があり、古い家屋の中で誰でもピアノを奏でることができるようになっていました。

さらに中に入ると、壁にはかわいらしい絵の展示がされていて、ふわっとしたタッチの動物や花の作品が心を和ませてくれます。
こうした細やかな演出からも、訪れた人を楽しませようという気持ちが伝わってきて、胸が温かくなります。

きねしだれ桃園:窓辺を開放して展覧会のようにしてくれました。
窓辺を開放して展覧会のようにしてくれました。

また、「トイレもご自由にどうぞ」と書かれており、見知らぬ人に対しても開かれた優しい空気感があふれていました。
観光というよりも、誰かのおうちにおじゃましたような、ほっとするひとときでした。

写真で切り取る、春の思い出

今回はたくさん写真を撮りました。
ロングショットで撮影した桃園の民家は、しだれ桃に包まれた一軒家がまるで映画のワンシーンのようで、特にお気に入りの一枚になりました。

家と田んぼに張られた水に映し出される桃たち
家と田んぼに張られた水に映し出される桃たち

民家の前には小さな田んぼがあり、静かな水面には満開のしだれ桃が映り込んでいました。
私のiPhoneで撮影しましたが、きっとカメラによってはもっと素敵にこの情景を残せるのでは…と思えるほどの美しさでした。

おまけの立ち寄りスポット|串原七つの滝へ

「きねしだれ桃園」のすぐ近くには、自然を満喫できる“串原七つの滝”というスポットもあります。
今回はそのうち、「お軽の滝」「幸呼の滝」「南山の滝」の3つをめぐってきました。

お軽の滝(おけい)は、遊歩道を下って歩いていける、やさしいルートで、滝の音と水のきらめきが癒しの時間をくれます。

お軽の滝

一方、幸呼の滝(さちこ)は、途中までは行けるのですが、最後はロープをつかんで降りるような“勇者向け”の道でした。
スニーカーや登山靴があればより安心です。

幸呼の滝。自己責任で見にいってください。

南山の滝は、比較的アクセスしやすく、落差もあって見応えのある滝でした。

南山の滝
南山の滝はアクセスしやすいが手前の砂防ダムと間違えやすい。

それぞれの場所はGoogleマップでも確認できるので、時間があればぜひ立ち寄ってみてください。

📍きねしだれ桃園の場所はこちら

Googleマップで「きねしだれ桃園」の場所を確認したい方はこちらからどうぞ👇

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まとめ:また来年も、癒しの秘境へ

しだれ桃の見頃は例年4月上旬から中旬で、2025年は4月17日をもって終了していました。
けれど、この時期に訪れたことで、満開の桃と地域の温かさに包まれる特別な体験ができました。

「きねしだれ桃園」は、観光名所とはちょっと違う、静かであたたかい“秘境”。
自然の美しさだけでなく、人の優しさにも癒される、そんな時間がここにはあります。

来年の春、「どこか心が癒される場所に行きたい」と思ったら、ぜひこの桃園を思い出してみてください。
きっと、春風に乗って、ふわりと心までやさしく包まれるはずです。

※この記事は、実際に私が訪れた体験をもとに lifeparsley.org でご紹介しています。写真もすべて現地で撮影したものです♪

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