大井平公園への道
大井平公園は国道257号線沿いにあり、愛知県豊田市北部にある道の駅どんぐりの里いなぶがある153号線と交差する手前にあります。紅葉の季節にはこの辺りは真っ赤な紅葉が見られるでしょう。ここは豊田市なので西三河ですが、すぐ近くに設楽町もあり東三河も近いし、岐阜県、長野県の県境も近いです。豊田の街並みから離れて、森林があって川の水もきれいな場所です。
ところで大井平公園のある稲武町は、昔北設楽だったような?と思って調べたら、2003年に東加茂郡に変更され、2005年に豊田市へ編入されたそうです。色々変化がある町だったんですね。今は大きな豊田市に入ってるので安定していくでしょうね。
梅雨の時期に行きました
今回は紅葉がまだまだの梅雨の時期に行きました。だんだん暑くなってきたので、少し涼しい所へ行こうかなと思ってこの山あいに来てみました。涼しいと思ったら、いやいや気温計は31度で期待するほど涼しくありませんでした。
とはいっても大井平公園には滝のような井の淵もあり、音を聞いただけで涼やかになります。道の駅どんぐりの里いなぶにも近い国道沿いでアクセスもいいです。紅葉の季節でなくとも一度覗いて見てはいかがですか。国道沿いから入る駐車場は広く、つり橋の手前から降りて行ったトイレはきれいです。ちょっとドキドキするようなつり橋もあります。
井の淵
井の淵の方へ歩いて行ってみました。入口から遊歩道を通ればすぐです。遊歩道も自然いっぱいで風情があります。
井の淵を見たら滝のようなダムのような、石で川をせき止めてダム化しているような感じです。『大井平井堰』と看板があったので、井堰(いせき)とは何?と思い、ちょっと調べました。
井堰はダムのように川の水を他へ流したり、水量を調整するため川の水をせき止めるものらしいです。井堰とダムの違いは、高さが15メートル以上がダムで、それ未満が井堰です。河川法で決められているらしいです。井堰と堰も同じなのかなと疑問がでますよね。堰は堰き止めるっていいますしね。堰は河川を堰き止めていますが、ダムとは構造が違い、堤防を持たないらしいです。大きい堰もあるそうな。うーん複雑ですね。
2階建ての赤い建物から井の淵をちょうどよい角度で見ることができます。暑かったので水の音がさわやかでした。
大井平公園
井の淵から遊歩道を歩いて国道257号線に出て、大井平公園へ行ってみました。駐車場から国道を挟んで反対側です。大井平公園入口にもトイレがあり、小さな駐車場もあります。横に城が山と案内図があるので、城が山登山へ行けるのだと思います。
この大井平公園は、古橋源六郎暉皃(ふるはしげんろくろうてるのり)が関係しているようです。暉皃(てるあき)は、いなぶのために飢饉のときや、子どもたちへの教育、また村を活性化させるため森林開発にも大変力を尽くしてくださったようです。その暉皃(てるあき)への「追悼報恩」、感謝のために大井平公園を建てられたようです。
今のきれいな森林があるいなぶがあるのも、その時代から森を育ててくれたおかげですね。今のように整備されていないので大変だったでしょう。歴史を見るとこの地への愛を感じますね。
風のつり橋
大きい駐車場からまっすぐ歩くと風のつり橋へつながります。
つり橋からの景観は名倉川の流れを見れて最高です。最初はいいですが、真ん中まで歩くとちょっと揺れます。ビデオ撮ってましたが、怖くなってやめました。でも子どもでも楽しげに渡ってるので普通の人は大丈夫だと思います。
風のつり橋は平成22(西暦2010)年10月にできたようです。まだまだ新しく感じてこの場所の観光スポットとなっていますね。
こちらは風のつり橋を渡った川の向こう側です。この真上に展望所があります。
展望所
展望所に登るために、風のつり橋から左へ曲がり登り口を探しました。ここが展望所へ行きますよって看板なかったような気がします。
でも階段があるのですぐに分かります。その階段はちょっと急です。ご年配や子どもは登りにくいかもしれません。あと展望所へはすぐとは言え、すごく疲れました。
展望所から風のつり橋や名倉川を見ました。眺望がいいです。紅葉の季節とはまた違った景色が見えるかもしれません。ただ展望所はせまいので、混雑する紅葉の季節は登れる人数が制限されるかもしれません。
今回の大井平公園はここまで楽しみました。また違う季節に来てみたいです。
大井平公園への地図
大井平公園 駐車場
大井平公園は紅葉の時期最高の風景を出すようです。でも他の時期も十分楽しめます。水の涼しさを感じながら、歴史にふれて歩いてみるのはいかがですか。