✨【第1回】骨折して気づいた…“食事”がこんなに大変だなんて
『右手が使えない日常のごはん、どうしてる?|“無理しない食事づくり”のはじまり』
右手を骨折したとき、私はまず「痛い」よりも「これ…生活どうしよう?」が先に来ました。
とくに 食事。
普段は当たり前にできることが、急に全部むずかしくなるからです。
「お箸が持てない」
「料理ができない」
「買い物の袋すら持てない」
そんな当たり前が崩れた瞬間、毎日のごはんがこんなにも重たいものだと初めて知ったんです。


骨折中の便利グッズに救われた経験もあり、
その時の話は別記事にまとめています👇
👉 【骨折経験から学ぶ】利き手の右手が使えない時の便利グッズ8選
(※シリーズと一緒に読むと、生活全体がラクになります)
でも今日は、さらに一歩踏み込んで “食事の大変さ”に特化 したシリーズの第1回です。
🌱 骨折しても“食べていけばなんとかなる”
骨折の大変さは、暮らし方によって全然ちがうと感じました。
そこで、このシリーズでは「5人+夫婦」のケースを通して、
あなたに近い状況が見つけやすいように整理しています。人によって困りごとがまったく違うので、きっと自分の状況に当てはまる人が見つかるはずです。
👤 あかり(30代・一人暮らし)
仕事も家事も全部ひとり。
右手を骨折してから、食事づくりは本当に地獄でした。
- 包丁が持てない
- 鍋は重くて持てない
- 洗い物は地味に痛い
「毎日コンビニじゃ体がしんどい…」
そんな 一人暮らしの悩み代表です。
👨💻 はると(40代・在宅ワーカー)

在宅でPC作業が中心。
でも片手では、
- キーボード入力が激遅
- マウスもクリックしづらい
- 食事づくりのために仕事を中断するのがつらい
結局、電子レンジと市販品の力が命綱に。
“働く大人の片手不便”がテーマです。
👩👧 しおり(30代・子育て中)

片手で育児…これは本当に大変。
とくに食事の時間は戦いそのもの。
- 子どもがこぼす
- 自分も片手で受け止められない
- 調理も食器も危ない
「自分の食事まで手が回らない」というリアルがあります。
子育て×骨折の現実を担当します。
👫 まこと&まり(50代・夫婦)

どちらかが骨折すると、もう一方の生活が一気に忙しくなる。
夫婦で支え合いながら、
- 食事づくりの分担
- 買い物の工夫
- 無理をさせない献立
など、中年夫婦のリアルを描きます。
👴 しげる(70代・シニア)

シニアが骨折すると、食事は“安全”が最優先になります。
- 誤嚥が怖い
- 固いものが食べづらい
- 栄養不足になりやすい
- 買い物ができない
宅配弁当やレトルトが大きな助けになる存在です。
🍚 骨折中にやってくる “食事の困りごと” 5つ

どの世代にも共通していたのが、この5つでした。
1. 包丁が持てない・火が使えない
→ レトルト・冷凍食品・常温食品が救世主。
2. 栄養が不足しがち(特にタンパク質・カルシウム)
→骨を修復するには、普段より栄養が必要だと言われています。
とくにたんぱく質・カルシウムは欠かせません。
参考:厚生労働省「骨粗鬆症の予防のための食生活」(出典:厚生労働省ホームページ )
3. 洗い物が鬼門になる
→ 片手で皿洗いは本当にしんどい。紙皿・ワンプレートが役立つ。
4. 電子レンジがフル稼働になる
→ “レンジだけで完結する食品”が助けてくれます。
5. 買い物がほぼ無理
→ 重いものやまとめ買いは地獄。宅配・ネットスーパーに救われる。
🍱 骨折中に本当に助かる“食事サポート”

ここは後の回でも深堀りしますが、まずはザッと紹介。
- レンジOKの冷凍弁当
- 常温で置けるレトルト丼・パスタソース
- 片手で開けやすい食品(カップスープ・飲むヨーグルトなど)
- 紙皿・使い捨てカトラリー
- 栄養補助食品
- ネットスーパー・宅配弁当
「骨折時にこれがあるだけで全然違う!」
そう感じたものばかりです。
🔎 あなたはどのタイプ? → 次に読む記事はこちら

第1回は“全体の地図”。
ここから先は、あなたの状況に合わせて読めるように分岐します。
- 一人暮らしの食事 → あかり回
- 働きながらの片手生活 → はると回
- 育児との両立 → しおり回
- 夫婦で乗り切る → まこと&まり回
- シニアの安全な食事 → しげる回
🌸 おわりに:困ってしまうのは当然。だからこそ一緒に乗り越えたい
骨折していると、自分ではどうしようもないことがたくさん出てきます。
そんな時に「できていない自分」を責める必要なんてありません。
今は少し頼っていい時期。
そして、あなたがラクになる道はいくつもあります。
ぱせりの経験と、このシリーズのキャラクターたちが、
少しでも気持ちを軽くできますように。
できることだけ、できる日だけで大丈夫。
少しずつ回復に向かうあなたを、心から応援しています。


